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2008年6月

腹痛にも屈しない笑顔を

昨日はあんなに遅くまで起きていたのに
今朝は8時半に目が覚めた。快挙だ。
でも、日曜の朝に部屋で一人成し遂げた快挙は、誰も褒めてはくれない。
しかも体が冷えたのか、腹痛に背中を丸めて暫らく動けなかった。
昨日作ったカレーを温めたのだけど、そのせいかも。
今は確か梅雨なんだっけ。迂闊だった。
かっこ悪いな。
こんなときは笑ってごまかそうと、頬の筋肉を無理やり引上げてみたけど
ごまかす相手は自分しかいないので、意味がないから止めた。

それはそうとして、でもちゃんと、笑っていようと思う。
「おはよう」と「おやすみ」の時。「ただいま」と「おかえり」の時。
腰を屈めて両手で、小さな子供を抱きしめる時。
昔母がそうしてくれたように。
一人暮らしでも、一人部屋でにんまり思い出し笑いを得意とする
そんな私にはきっと朝飯前。そういう問題ではないけど。

雨の休日。キッチンでは鶏がらスープが煮詰められている。
いい休日だ。








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未熟者にも心はある。

仕事をしていると、目の当たりにするものがある。
何故自分はこうも想像力ってものがないのか。
こうしたらいいかなと思ったことのうち、半分くらいしか行動に移せていない。
絶対これはやろう、と思っていたことを、その時になって忘れている。
企画は好きでも、計画性と継続力に欠ける。
この期に及んで言い訳をする。

ドキュメント「私」という映画・・のようなものを見ている人が心の中にいたとしたら
もしいたとしたら、一人、また一人と席を立ち、
映画館の外に出て行ってしまうだろう。
「もう見ていられない」とね。

ほら、例え話すらパッとしない。

でも、そんなことを感じられる仕事と言う場に身をおくことができること。
これが、私にとっての唯一にして最大の、そして最強の幸せなのだ。
こんな未熟者にも、明日は必ずやって来る。
頼むよ。
まかせておけ。
ひとりごちて、眠る。


福岡からの帰り。雲と空の間に、昼と夜の狭間があった。


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翼の大国

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明日はひさびさの福岡。それで荷物が妙に多かった。
右に大き目のいつものバッグ、左にノートパソコンと読みかけの新聞。
斜めに掛けた小さい鞄には、一眼レフのカメラが入っている。
ホームに地下鉄が、ちょうど入ってきて、風が
階段を下る私の髪を、素敵に巻き上げる。
駆け込む気力は、到底ない。

何故、こんな日に限って乗り換え駅でペットボトルなんか。
買うのが今日でなければいけない理由はないのに。

飛行機とはいえ、こんな荷物で明日、飛べるのかな。
なんて、疑いたくもなるのだった。

でも明日になれば、早起きして飛んでるのは分かってる。






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メープルシロップ=大人の法則

梅雨の晴れ間。しかも休日。だからフレンチトーストを焼いた。
トーストを焼くよりも時間はかかる。
ただトーストをかじるよりも、食べ終わるまでの時間は3分の1まで短縮された。
そのまま寝転がったら、洗濯中のタオルの間から空が。
眩しさに手をかざす。深呼吸をする。
隣のビジネスホテルの螺旋階段は、薄い緑色でところどころ錆びている。
古めかしさが可愛い。
大学の時によく通った自習室を思い出した。
自習とピアノの練習と、テレビでサッカーの応援とそれぞれの目的で集まった人達が
半分泊り込みのように生活していた自習室に
階段の錆び方が似ている。

年をとるのに合わせて、記憶の引き出しが増えていく。
どんなきっかけで何を思い出すか、最近は自分でも予想がつかない。

それは、時に景色であったり、交わした会話であったり
いつか見たことのある夢であったりする。
なんだか楽しく、幸せな気分だ。





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メープルシロップをかけるだなんて、大人になったなぁと思う。




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答えを出す人

「おまえは俺に似て、嘘が下手だ。」

という、物語後半の父の言葉にじんわり伝わる温かさを覚えて気付く。
あぁ、ここのところが読みたくて、
二度もこの本を手にとったのか。

これをやっておけば安心、なんてものをやっておきたくなるんだけど
これはやってはいけないから、やらないって事にしておきたくなるんだけど
そうも言っていられない時、悩みあぐねた道の長さでその人の魅力が増す。

「自分で考えろ!」
て、神頼みをしたら神様に言われたらしいよ。

出された答えにすがる人より、答えを出す人になりたい。
難しいのは苦手だけど。



重力ピエロ

著者:伊坂 幸太郎

重力ピエロ



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『だましだまし』が得意技

パンクしてるMINI ZEROのタイヤ。泡を吹いているのが見えるか?

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ガス欠寸前の車で、ブレーキをなるべく踏まないようにしてGSに向かうのと
パンクして、すこしずつ空気の抜けるタイヤを履きながら
騙し騙し、家まで辿り着けるかどうか、ハラハラしながら自転車をこぐ感覚は
よく似ている。

チャージ金額が足りなくても、電車ならあとから精算できるからいい。
ここまでです、と言って途中下車させられることがない。だからいい。

それでも電車を選ばずに
自転車をこぐと、雨の日は跳ね上げの泥水で背中が真っ黒だ。
30~35㌔を超えると、急に跳ね上がる水の量が増えるということも、
最近の発見の一つだ。

パンクも跳ね上げも、雨の日の交通手段に自転車をチョイスしたことも、
こうやって何かを勉強したと思えば、失敗ではない。
大人になるって、素晴らしい。







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