寄り添う自転車

多摩川でシンクロする。

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ご近所のお友達のお誘いにより、多摩川の河川敷あたりをサイクリング。
今日のお目当ては、『江戸前アナゴ』のランチ天重。
目的地までの道のりの途中、待ち合せて合流、を繰り返す。
多摩川のサイクリングコースを下る頃には
チャリダー6名にまで増員されていた。

はじめましての方も多かったのだけど、
チャリで風を切りながら、もしくはアナゴをほうばりながら語ってみると
共通の趣味が見つかったり、道ですれ違ったことがあるかも、というくらい
共通の生活圏内にいたり、ということに気付いて。
次に会ったらこの話をしよう、と次回の話題も自分の中に既に候補がある。

写真は、尊敬する私のチャリ師匠のシブチャリ。
面白がって乗せて貰ったけど、足がつかずに何度もよろけた。
それでも攻略はできず、お尻が今日も痛い・・・。
手懐けることはできませんでした。残念。

雨が降って、自転車がパンクして、修理道具をもっていなくて・・・と
何かと苦労があったのは午後のこと。
何か禍を引き寄せる力を持ってしまった午後。
まぁいいか。アナゴが美味しかったのだし。


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木の葉が落ちる前に食べ終える。



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自転車で谷中を走る。

腹ごしらえはRAINBOW KITCHENというハンバーガー屋さん。

おしゃれな店内の奥に、キッチンと向き合うカウンターがあって、

その一番おくには、コノスルのワインボトルが置いてあったので、

ここの人も、自転車すきなのかな。と思ってしまった。

いやそうじゃない。

とてもメジャーなワインだから、私のようにラベルが自転車だからって

それだけの理由で買う人ばかりではない。



すっかり自分の物差しにどっぷり浸かっている。

これでは、ちゃんとしたライターになれない。

反省したのは一瞬。

その後のハンバーガーの美味しかったこと。






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BROOKS、お前もか。

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"BROOKS″は、本革の自転車のサドルで有名です。
このBROOKSのサドルをつけた自転車に乗りたいと思っていたのですが
私の自転車はこれとはテイストを異にする(GIANTミニZERO)ので、
いつか、そのうちこの会社の本革に合う自転車が欲しいなと漠然と思っていた。


そしたら。
TROUSER STRAPというのがありました。
足首に巻いてパンツの裾がチェーンに巻き込まれたり、
汚れたりするのを防ぐもの。即買いです。
サドルじゃなくても、ここの本革アイテムが手にできるとは。

にわか仕込みの知識ですが。
BROOKSは、1866年にイギリスのバーミンガムで生まれたそう。
さかのぼると、元々は馬具の工房だったところ、息子が自分の自転車用に
革でサドルを作ったのがきっかけだと。
まだ、木製のサドルが一般的だった時代に。

馬に乗ったことがない私だけど、馬具系の雑貨が好きです。
なので、BROOKSも始まりが馬具と聞いてなんだか、にんまり。

相変わらずのわたくしごと、でした。



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本日のスゴチャリ

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自転車で会社に行く途中、とある商店街のはずれでスゴチャリ発見。
ハンドルの中心に、傘が付けられている。
これなら、最近多かった不意に激しく振る夕立も大丈夫。
少し前が見にくいけど。
風が吹くとよろけるけど。
信号待ちのとき、隣の人に邪魔扱いされそうだけど。
・・・って、大丈夫なんだろうか。心配だ。
しょうもない発明ばかりするおじさんが、たまにテレビに出てくるのを
見たことがあるけれど、それに近い惜しさとしょうもなさと、面白さがある。

いずれにしても、どんな時も自転車でどこまでもいってやろう、という
オーナーの心意気が垣間見られるカスタマイズに感動だ。

自転車生活の原点は、やはりママチャリだなぁ。
オミソレシマシタ。





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Ride your life away.

今更でなおかつ私事、なのですが。
佐渡ロングライド210の様子と共に、私の姿が
GIANTのEVENT紹介のページに掲載されていました。

あの、スタート直前の自転車のトラブルの多さにへこみながらも
その整備の鮮やかさにうっとり・・・。という、
私の間抜けな顔が映っています。

暇だったら探してやってよ。
GIANT-EVENT

あぁまた、自転車逃亡壁を発揮してどこかへ行きたい。
秋晴れの空の下へ。


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バッチグーなビンテージ

しばらく前の話なのだけど、京都で行った自転車屋さんには
絶対また、いつか行きたいと思っている。

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じゃんけんの、ぱー、ちょき、ぐーを順番に書いて、
それで、「ばっちぐーサイクル」。

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ビンテージの細くて美しいフレームが並ぶ。
メッセンジャーをやっているという店主さんは、関西では有名な自転車人。
ニューヨークから、日本にピスト自転車を持ち込んだのは、彼らしい。

「CAFE工船」という、とてもとても美味しい珈琲を出すカフェと
同じフロアでやっていて、その居心地の良さについ甘えて
3時間くらいは居座ったんじゃなかったかな。
自転車をカタカタ組み立てる音を聞きながら、ぼ~っと珈琲を飲んでいた。


入り口はと言えば、普通のマンションの駐輪場かのような佇まい。
粋なカスタマイズを施されたチャリたち。
そのひとつひとつに、順番に挨拶しながらビルに入っていく。

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なかなか手に入らないオオヤミノル焙煎の珈琲も、ここでは購入できる。
自転車と珈琲。
この組み合わせで作られた空間では、時間の流れなんて存在しなくていいんだ。
と、私は思ってしまったのです。

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それで、また行きたいのです。









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『だましだまし』が得意技

パンクしてるMINI ZEROのタイヤ。泡を吹いているのが見えるか?

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ガス欠寸前の車で、ブレーキをなるべく踏まないようにしてGSに向かうのと
パンクして、すこしずつ空気の抜けるタイヤを履きながら
騙し騙し、家まで辿り着けるかどうか、ハラハラしながら自転車をこぐ感覚は
よく似ている。

チャージ金額が足りなくても、電車ならあとから精算できるからいい。
ここまでです、と言って途中下車させられることがない。だからいい。

それでも電車を選ばずに
自転車をこぐと、雨の日は跳ね上げの泥水で背中が真っ黒だ。
30~35㌔を超えると、急に跳ね上がる水の量が増えるということも、
最近の発見の一つだ。

パンクも跳ね上げも、雨の日の交通手段に自転車をチョイスしたことも、
こうやって何かを勉強したと思えば、失敗ではない。
大人になるって、素晴らしい。







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旅行記の途中でしたね。

そんなわけで軽々と40㌔コース、ゴールしました。
先日の佐渡ロングライド210の話です。

ゴールすぐ傍の桟橋で、
あの、現実とは信じがたい程に絶妙なバランスで海に突き出した桟橋。
その先っぽで、なんとも乙女な遊びに興じた。

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向こうに見えるフィニッシュのアーチ
210㌔のみんながあれをくぐるのは果たしてあと何時間後か。

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時間を忘れて、紫外線のことも忘れて、遊びほうけること暫し。










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あとはもう、好き勝手。

スタートを切った後は、
走るのが40㌔だから、スタミナ温存の気配りは不要。
時間的にも余裕。
横目に見る海の、驚くほど穏やかなこと。

こんなロケーションではもう、好き勝手に寄り道しながら走り、
そのわりにAID STATIONではしっかりと栄養補給。
普段はちっとも食べないのにこういうときのバナナは格別に感じる。
バナナを食べた後に、わかめ蕎麦をおかわりしたりして、
順番もバラバラだった。ほんともう、好き勝手。

ASから歩いてすぐの防波堤。
本当に日本海か?と疑いたくなる程の青さ。

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穏やかすぎる景色が左右に広がり、
ただ通り過ぎるのは、どうも勿体無く感じてしまう。

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スタート直前、ややへこみのトラブル

翌朝。
スタート前は、写真を撮ることにほとんど頭がいかなかった。
次々とスタートを切って、通り過ぎていく自転車を目で追うのが忙しくて。
それと、スタート直前にちょっとしたメンテナンスのつもりで見て貰った結果、
私のチャリは、ひどく痛んでいたことが分かって、落ち込んで。
ワイヤーがちぎれ気味であったことやチェーンもオイルが足りてなった。
少し、怒られた。

これはジャイアントの方が自分のを調整しているところ。

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向こう側はスタート地点へ続く道になっている。
やれやれ、と言いながらもしっかり直してくれてありがとう。




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この場合、自転車はカンケイない。

夕日に見惚れていると、いつの間にか桟橋の端まで来ていて、
うっかり足をとられそうになった。
・・・かのような写真が撮れました。

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浮かれているのがよく分かるね、我ながら。


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Bicycle Iland

スタート地点で受付を済ますために小木港から車を走らせる道すがら。
自転車たちと追い越し、追い越され。


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窓を開けずに写真をとったら、膝の上においた地図がガラスに写ってしまった。
ヘマした。


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明日の晴天を約束するかのように、夕日が穏やかな波間にゆっくりと沈む。
どの景色を撮っても、どうしても自転車が入り込んでくる。
このお祭りの間は自転車が、この島で一番偉いんだね。

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船出のとき。

佐渡汽船のもぎりに勤しむお父さんたちが、にわかにざわめき出したかと思うと
そそくさとフェンスの向こうの船着場に移動、整列をした。
かと思うと、筋を伸ばしたり、膝の屈伸をしたりと、思い思いに準備運動。

そして、その先には真っ白く大きなフェリーが。
少しずつその大きさを増しながら近づいてきた。背筋がピンと伸びてくる。
その気持ち、なんとなくわかるなぁ。

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船に乗ってから気付く。
車に積んでいなくても、輪行して来ている人たちがこんなに。
可愛がっている犬をそこに繋いでおくかのように、丁寧にね。

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ペダルを漕げればいいの。

今年も佐渡の海沿いを、自転車で滑走して来ました。
そう、佐渡ロングライド210に参加してきたの!・・とはいえ、
私が出たのは40㌔コース。
周囲をママチャリや親子連れに取り囲まれながら走る
いわば若葉マークの40㌔・・・。

それでもあの、小さな島で毎年開かれる年に一度の自転車のお祭り!
あの独特の空気感をを味わうチャンスは
何キロコースだろうが、自転車乗りに平等に与えられた権利だ。

あの空気を少しずつ、忘れないうちに残しておこうと思います。



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フェリーに乗り込む車のほとんどに、自転車が積み込まれている。
しかも何台も。
白い自転車って、やっぱりいいなぁ。


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かなりカスタマイズされた小径のルイガノ。
その日最も、気になる存在だった。





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センチュリー 有頂天 ライド

「いい自転車乗ってますね。」
そう言われて、ご満悦だったのです。
そのまま調子に乗って写真に収まった私です。
「TOKYOセンチュリーライドin荒川」は、生憎の雨でしたが。

雨やら汗やら、吹き荒れる風によって、ひどい顔をしていますが。
GIANTのHPのコンテンツの中に、私が隠れています。

お暇でしたら、探してやってください。






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One Scene #01


『イザ、鎌倉。』

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5月3日、雨。→輪行鎌倉計画、延期が決定。
5月6日、朝から晴天。→イザ。鎌倉へ

古の侍はよく言ったものだね。
我らも輪行にて馳せ参ず。
初夏の日和の鎌倉へ。




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One Scene #02


本当に寄り添った自転車。

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「君なしではもう、立ってさえいられないボクなんだ。」



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One Scene #03


影越しに会話して進む。


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ところで後ろ、ついてきてる?
今同じ景色、見ていたかな。


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One Scene #04


水面に揺られて、同化していく。

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いかにも湘南らしい、強い潮風に乗って、
砂がまつ毛をかすめるように飛んでくる。
目を細めて眺めた先に、パドリングで沖へ出るサーファーの背中が
波に揺られて輝いていた。


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One Scene #05


猫だって乗りたいの。

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海沿いは自転車が多い。
ロードに跨り、本気で練習に励む親子や、
サーフボードを横にひっかけて波に向かう、いかにも地元っ子なサーファーの姿も。
だから、猫だって背中に乗せてそのまま江ノ島大橋を渡っちゃうお父さんがいたって
ちっとも、驚くことじゃないんだから。


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One Scene #06


海の向こうに富士山が見えた。

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Bicycle-holicな休日の終わりは、こんなにも贅沢な風景。
連休明けの慌しさの中に、明日の朝から放り出されてもなお、
きっとこの、潮風と砂とまぶしい光に包まれた感覚を思い返す。
思い返してはその度に、うっとり微笑む瞬間がいくつもあるだろね。


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いろんな青・・・と白。

好きな色は?と聞かれたら、迷わず青か白と答える。
って、好きな色なんてここ最近聞かれたことはない。
しかも青か白って、迷っている。

どちらかというと白の方が、「自分の色」という気がする。
青はそれを表す名前が多くて、「憧れる」という感覚。
たとえば
『ジオスブルー』は自転車のメーカーGIOSのコーポレートカラー。
きりっとしていて美しい。
バーテープを白にしたくなる。

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『スカンジナビアンブルー』
これはSASスカンジナビア航空の色。
ブルー&(オレンジがかった)レッドがくっきり。

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北欧流行りの昨今、確かに行ってみたい。



それから『アラジンブルーフレーム』
東京に来る前まで使っていた古い石油ストーブ。

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今でも変わらぬ形でハンズなどに売っている。
私のは古くて、筒状の胴体を全部「よっこらしょ」と倒して
マッチで火をつけていた。おばあちゃん家みたいに。
上に載せたやかんから漏れる蒸気と共にゆっくり部屋が暖まる。
ゆっくり、ほっくり。



ボーダーのTシャツがたまらなく好きで、飽きもせずに買い貯めている。
青と白が好きだからか。

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青と白。2色揃うと深呼吸をしたくなる。





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この季節さえあれば。

昨日春のことを書いてから、今日も春のことを考えている。
私の部署で一人、この時期に異動を予定している後輩がいる。
同期も異動になると言っていた。
そんな話を昨日ほぼ同時に二つ聞いて、思うことは春。そんな季節だなぁって。

春はスタートの季節と誰が決めたんだろう。
一年の始まりは極寒の冬の最中だというのに無理やり「新春」と呼ぶし。
きっと誰が決めたとかでもなく、この春という季節そのものに
いろんなものを蘇生させる力が最初からあるんだろう。
すごくすごく時間を遡った世界の最初の最初から。

一年で一番好きなのは5月。
まだ肌寒い4月を過ぎて、梅雨に入る直前までの手放しで春を満喫できる季節。
そういうことを考えながら古い写真を整理していたら
こんなんが出てきて、春への思いは更に強まりまた出かけたくなった。

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あとの祭りで花火が上がる

軽いめまいがした。

ジャイアントエスケープミニゼロ(私の乗ってるチャリ)に、黒いのが出ていた。
私が購入した時にはたぶんなかった。それともあったのに気付かなかったのかな。
いや、そんなはずはない。
色のバリエがあるなら、注文するときに店員さんが聞いてくれる筈だし。
と、いうことは私が購入した後から出たんだろう。
だったらまだ諦めがつくというものだけども。

レストランで手渡されたメニューに目を通して、吟味して料理を注文した後に
店の壁に掛けられた「本日のお勧め」ボードに気付いてしまったくらいの事とは
比べものにならない、このいわゆるあとの祭り。

考えないようにするか。
それでも性能は一緒だと、自分を納得させるか。
いっそのこと、どこかでもっと素敵な色に塗装して貰うか。
それとも更にもっといいチャリを手に入れてしまうのか?
それは現実問題、ないって。

と、いろいろ考えましたが、結論。
色云々ということ以上の愛着を持つくらいまで乗り続けることにして
自分を納得させていくのだろう。


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前傾のポジションにしたし。サドル変えたし。したし、変えたし。何だと言うのかね。




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おっかけセンチュリーライド

東京マラソンの日。
ランナーを追いかけて、コース脇の沿道を自転車で快走した。

走るのも大変だけど、追っかけるのもなかなか息切れするもので。
マラソンコースは高架橋をまっすぐ進んでも、脇の道は途中で歩道橋に変わる。
「自転車は回り道を。」と棒を振るボランティアの若者を素通りして
おもむろに担いで上る階段。

前を歩く人に声をかけられず、チリンチリン鳴らすこともできず、
跨るチャリから降りもせず、ふらふらとその後に続く歩道。

お台場に近づくにつれて橋が多くなり
水辺の景色に見とれながら走ったら、ランナーを追い越して見失った。

有明のゴール付近はさすがに人ごみで近づくことができず
ゴールは見届けずに、人ごみをかき分けて、かき分けて、駅へ。

チャリを畳んで、輪行して、引き摺って帰る道すがら考えたことは。
私のゴールテープがあってもいいくらいだ。

楽しかったから全然、いいけどね。

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愛があるってすぐ分かる。

それは大阪へ向かう6:00発の、のぞみのなかで。
前の席に座った灰色の髪のお父さんの朝食がやたらと羨ましかった。
肩越しに見えるお弁当の包みの中からガサゴソとりだされた、
茶色がかったおにぎり。
おにぎりの他にもう一つラップを解いて、ぱりぱりの海苔を丁寧に自分で巻いて
無表情で食べてますけど。それってお母さんが握ったおにぎりよね。
海苔はぱりぱりが美味しいから。
ほら、お父さんぱりぱりのおにぎりがすきだから。
明日新幹線、始発だから。五穀米は体にいいから。
そういってお母さんが30分早く起きて握った、それ、おにぎりでしょう?

絶対に残しちゃだめですよ。余計なお世話でも、ひとり呟く。心の中で。

そういえば去年、お弁当作って、自転車乗って河川敷行った。
ちびっ子の野球に臆病な野次を飛ばしながら食べた。
散歩中の犬が腕に絡み付いてきた。
お陰でご飯が草まみれ。
そんなことを思い出して、早く春になんないかなぁ、と思って、目を閉じて
2時間半の異動時間を、うつらうつらと過ごす。

なんか作って持参しようかと、久々に。





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寒いものに蓋をして走る

風を切る自転車は、寒さなど感じないのだろう。
そのハンドルを握る私の耳はキンキンに冷え切っているという切なさに
蓋をするのは、私のみみあて。
暖かいけど、蓋してるから何も聞こえなくなるんだ。

部屋に戻ると、消し忘れた換気扇が泣いていた。
換気扇が吸い込んだ分の空気を壁の穴が吸い込んで
びゅー。
寒く冷たいものに蓋を。
暖かい真空を。

滑り込んで誕生日を祝ってくれた友人に感謝を。
マリリンモンローのバースデーソングに締めくくられた夜に
日付変更線なんて存在しない。

怖いものなんてない。
日曜の夜はみんな憂鬱だって言うけれど
その夜がずっと続けばいいと思った、その帰り道だ。

暖かな真空をくれる、みみあてはいい。






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ペダルを急かす曇り空

少しぐらいの雨。このくらいなら大丈夫。
合羽を着込んで自転車をこぐ。
その根性の甲斐あってか、日ごろの行いのためか、
雨は止んで少しだけ肌寒い曇りの日に転じた。
曇り。
私の日頃の行いは、晴れまでとはいかず、
まぁまぁ雨は降らないくらいってことか。
まぁいい。

購入したばかりの自転車にまたがる友人の
意気揚々とした姿を写真におさめたら
少しよろめきながらも、曇り空の下を、さあ出発。
代官山で買い物をしていたもう一人は
自転車屋でとぐろを巻いた私たちを待ちぼうけ。
「ごめんね、ごめんね。こんなに時間かかると思わなくて」
と謝りながらも彼女は、その直前に大きな買い物を。
しかもお気に入りとの運命的出会い=正にその乗っている自転車。
その直後だから、
その顔に反省の色は見出せず、それっぽい表情を作るのに明かに苦労していた。
それを見て私が笑ったりしたら、また機嫌を逆撫でするから
なるべく下を向いて、見ないフリをした。

気を取り直して、少し遅いランチ。ランチタイムギリギリのランチ。
それがとても特別な時間であることを噛み締めた。

自転車で鎌倉へ行こう。由比ヶ浜に美味しいすし屋があって。
レンタルの自転車なら駅前にあるから、それでついておいでよ。
とか、そんな話に終始して、昼からワインを1本空けた。

できればその後、いつもより遠回りで、家に帰りたかったけど
今にも雨が降りそうだったので、ペダルを思い切り漕いで坂を上り
ひとまず今日は大人しく家に帰った

今度は陽気のいい、秋の日にどこかに行こう。レンタルの人も参加可。です。



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しそうでしないパンク

「これで走ってて、パンクしなかったのはラッキーですよ。」
自転車の初期点検をして貰ったら、店員さんに言われた。
入れなければいけない空気圧の1/4しか入っていなかったらしい。

パンパンに空気を入れると破裂してパンクするのではなく、
中身が入っていないからパンクするんだ。
私もいっぱいいっぱいではなくて、ゆるゆるやってる方が
“パンク”しちゃうのかな。
自転車のタイヤのゴムも、人のキャパシティーもそんなにヤワじゃないんだ。

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